VPSのWebArena
諸般の事情でNTT-PCのWebArenaというVPSサービスを利用することにした。
ユーザに場所貸しをするために借りたのだが、さすがにしょぼいレンタルサーバではまずいと思ったので、これを使うことにした(天下のNTT傘下の会社だし)。
まず値段。こちらはやや高めの月額8820円。ディスク容量が6GBと少ないので不満なのだがNTTということで安心料というのもある。OSはFedoraCore3。これも不満といえば不満。どうせならRedHatESなどの商用バージョンがいい。
また最近のVPSとしては珍しく、サーバそのものを管理するための管理ツールというものが存在しない(つまりユーザの追加などは手動でおこなう必要がある)。存在しないというのは語弊があって一応Webminが使用可能。どちらかというと硬派なVPSだ。
ここからは誉める点。ポート監視サービスが無料で利用できる。ウェブやメールなどのサービスが停止していないかどうかを監視できる。
それにバックアップ。3世代分まで保存できて、定期的なバックアップができる。つまりバックアップファイルを最大3つまで保存でき、随時上書きされるのだが、適宜必要に応じて上書き禁止設定ができるのだ。最初に動作するものを作ったら、それをバックアップしておく、ということができる。
不満な点をあげるとiptablesなどネットワーク絡みのアプリが使えない。これはサーバの仕様によるところだろう。やむをえないといえばそうなのだが、やはり設定できるようにして欲しいところだ。それがダメなら共用ファイヤーウォールを使えるようにしてくれるとか、いろいろやり方があると思うのだが。
そういう部分を考慮しても硬派なVPS「WebArena」はお勧めだと思う。