HTML_QuickForm suspended
とうとうHTML_QuickFormのメンテナンスが終了してしまった(正確に言うと追加開発が終わっただけでバグフィックスは継続しておこなわれる模様)。
DBパッケージと同様に、代替モジュールの利用を促すメッセージがpear.php.netに記述されている。
まぁ、当然といえば当然だ。PHP5で使うと、エラーが頻発するような現状で、老い先短いだろうということはよくわかっていたから。しかしひどいのは、代替モジュールである「HTML_QuickForm2」は、まだアルファ版(バージョン0.1.0)ということだ。「アルファ版を原稿バージョンの代わりに使え」というタコなメッセージには閉口してしまう・・・。
HTML_QuickForm2は、HTML_QuickFormをPHP5で使用した際にエラーが頻発したのを解決するために書き直されたパッケージである、とのこと。ちなみにドキュメントはまだまだ・・・エンドユーザ向けのドキュメントはまだ提供されていない。
APIドキュメントを少し確認してみたところ、ちょっと気になっていた「ファイル操作」の部分はまだ残っているようだ。HTML_QuickFormでは「将来的になくなるかも・・・」ということだったので、どうなることかと思っていたが、どうも引き継がれていくようだ。
ドキュメントが充実して、ベータ版でも出ない限りは、当面HTML_QuickForm2を使うことはないだろうけど、注目しておく必要があるパッケージであることには間違いない。このパッケージが正式リリースされたら、PHP5への乗換え時だ、と思う(個人的に)。
しかしこの先、新しい仕様が出てくるような気がする。現状ブラウザからはフォームからデータを送信して、フォーム専用の受け口(プログラム)を用意するわけだが、そのうち全てXML-RPCだけで全てまかなえそうな気もしてしまうのだ(もしくはSOAPでもいい)。