Linuxな環境にPostGISをインストールする
これまではお試しということでWindowsで試していたが、本格的にLinuxで構築することになった(別にWindowsはオチャラケでLinuxがマジメという意味ではない)。Windowsではインストーラから簡単にpostgreSQLからPostGISまでインストールできるけど、Linuxではそうは簡単にいかない(とわかってはいたのだが・・・)。
今回のディストリビューションはCentOS5。最近はネットワーク関係の仕事は一切していなかったので、OSなんて気にも留めていなかったのだが、Ubuntuとかいろいろなディストリビューションがあるらしい(名前は聞いていたけど、ぜんぜん興味なし)。まぁ、CentOS5は一般的だし、RedHatの正統な流れだし(いや、正統なのはRedHatなわけだが)、契約したサーバがCentOS5だったし、CentOS5が使えるサーバが多いし、慣れ親しんでいるし・・・。他のOS使ったことないから、もっぱらCentOSなだけなんだけど。
まず調べたが、当然のごとくデフォルトのyumリポジトリにはPostGISは存在しない。よって必然的にサードパーティー。ウェブでいろいろ検索してみたら「試験管のなかのコード」さんの記事でCentOS5とPostgreSQLのインストール記事があり、そちらでサードパーティーからのPostgreSQLインストールが紹介されていた。そこにpostgisの文字が!。しかもyumで管理できるみたいだし「こりゃいいや」と思ってやってみたけど、どうもうまくいってくれなかった。
で、結局rpmfindを使うことに。yum管理ではなくなるのでちょっと微妙だけど、背に腹は代えられないのでまずはrpm探しをしてみることにした。そしたらありました。
postgis-1.2.1-1.el5.rf.i386.rpm
postgis-utils-1.2.1-1.el5.rf.i386.rpm
とりあえずpostgis本体をインストールしようとしたけどエラー。proj-develというのとgeos-develがないと怒っている。もう後は依存関係を解消すべく、ひたすら検索。そうすると合計4点インストールすることになった。
geos-3.1.0-1.el5.rf.i386.rpm
geos-devel-3.1.0-1.el5.rf.i386.rpm
proj-4.5.0-3.el5.i386.rpm
proj-devel-4.5.0-3.el5.i386.rpm
いちおうインストールを完了し、それからpostgisをインストールしようとコマンド一発!・・・できたぁーっ。rpmfindに感謝。しかしこの時点ではpostgis-utilsがインストールできていない。ユーティリティだから、なくても問題ないとは思うが、ちょっと気になる。
perl(Pg) is needed
と言われているだが、これは何。rpmfindでperl-Pgというのがあるみたいだが、ここにはRedHat用が見当たらないから、インストールしたくない。ということで放置することにする。
さて、これでPostGISが使えるようになったかどうかはわからない。PostgreSQLを初期化してみればわかることだけど、まだPostgreSQLは起動さえしていないからだ。あとでゆっくりチェックしてみることにする。