SQLite Managerを試す
いったんダメ出ししたSQLite Managerだったが、他に有用そうな管理ツールも見当たらなかったので、結局これを試すことにした。前回は希望通りに動いてくれなかったのだが・・・どうやら設定方法に問題があったようだ。設置方法をメモしておくことにする。
(1)ファイルのダウンロード
SourceForgeからファイルをダウンロードして解凍しておく。
(2)ウェブサーバにアップロード
解凍したファイルをアップロードする。SQLite ManagerはPHPで作られたウェブベースの管理ツールなので、ウェブからアクセスできるところに設置することが必要。
(3)パーミッション設定その1
SQLite Managerは自身でもSQLiteを使用している(設定内容等を保存)。よって内部で使用しているSQLiteデータベースファイルのパーミッションを設定する必要がある。
chmod 666 include/config.db
chmod 666 include/config3.db
(4)パーミッション設定その2
(3)だけでいいと思っていたら、どうもその上位のディレクトリも権限設定しておく必要があるようだ。
chmod 777 include/
(5)パーミッション設定その3
新しくデータベースを作成する場所もパーミッション設定が必要になる。たとえば../dir4db/にデータベースを作成したい場合は以下のように・・・。
chmod 777 ../dir4db/
これで設定は完了。あらためてブラウザからSQLite Managerにアクセスする。この状態で新規データベースを作成してみる。データベース作成の際には2箇所の入力が必要。
名前:管理用で使う名前(多分適当に何でもいい)
パス:実際に作成するデータベースのパス
たとえば名前は「testdb」パスは「../dir4db/testdb.sqlite」などと指定する。ちなみにバージョンは2と3を選択できるがここで注意が必要。素のPHP5ではバージョン2のデータベースしか扱うことができない。だからsqlite_open等の関数を使って処理したい場合はバージョン2を選んでおく必要がある。ちなみにバージョン3で作ってしまうと、以下のようなエラーが出てデータベースに接続することができない。
Warning: sqlite_open() [function.sqlite-open]: file is encrypted or is not a database
最後に「保存」ボタンをクリックすれば、データベースの作成は無事完了。ようやくSQLiteをまともに使うことができるようになった。使ってみるとこのSQLite Manager、なかなかよさげな感じ。とりあえず満足したので、これでいくことにした。最初からちゃんとマニュアルを読んで設置すべきだった・・・。