SSL環境下でPDF出力

2006/04/20 | PDF関連

IEにはバグがあり、SSL通信下ではキャッシュを保存されないように設定されたヘッダを受け取るとファイルのダウンロードができない。これはPDFやFlashで再現するのを確認した。
今回mojaviをSSLで使用し、PDFで出力する必要があったのでヘッダのパターンを検証してみた。

○パターンその1(エラー)
(ヘッダ指定なし)

○パターンその2(エラー)
header(‘Cache-Control: ‘);

○パターンその3(ダウンロードダイアログ表示)
header(‘Pragma: ‘);

○パターンその4(インラインで表示成功)
header(‘Cache-Control: ‘);
header(‘Pragma: ‘);

ちなみにパターンその3で、ダイアログ表示のファイル名の部分は正しく「new.pdf」となっていたが、パターンその4で一旦インライン表示してから保存しようとするとファイル名の部分がURLとなっていた。インラインで表示できて、かつ保存する際のファイル名も正しく表示できるよう設定するにはどうしたらいいものか、もう少し検討が必要だ。

ちなみにこの件のMicrosoftのナレッジベースはこちら

PHPで設定した定数をSmartyで表示する

2006/04/12 | Smarty

PHPでdefine関数で設定した定数をSmarty側で表示させるためのSmarty関数(関数といっていいのかどうか・・・書式のほうがいいかもしれない)。

スクリプト側
<?php
define(‘MY_CONST’,’This is test’);
?>

テンプレート側
{$smarty.const.MY_CONST}

PHPでPDF(整理)

2006/04/11 | PDF関連

FPDI他PDF関連ライブラリについて整理していく上で、昔自分がやったことを徐々に思い出していくと、少し勘違いがあったみたいなので、ちょっと整理してみる。

○FPDF(PHPでPDFを扱うライブラリ)
PHPでPDFを扱うことができて、無償で、ピュアPHPで書かれている、現状もっとも使いやすいライブラリ。PHPではこれを使用してPDFを生成します。

○FPDI(既存のPDFファイルを、新しいPDFに埋め込むためのライブラリ)
素のFPDFでは、帳票生成などPDFのベースとなるファイルを別途エクセルなどで作ってそれを埋め込むということはできない。FPDIはそれを実現するためのライブラリ。FPDFの拡張版。

○MBFPDF(FPDFで日本語を扱えるようにするライブラリ)
FPDFを継承して日本語を扱えるようにしたライブラリ。FPDF本家でもマルチバイト対応ライブラリが作成されているが、それとは別にairwhile氏が作成した(現在は作者はメンテナンスを終了している)。

○MBfpdi(FPDIとMBFPDFを拡張したもの)
MBFPDFとFPDIを拡張して、日本語を使用でき、かつ新規PDF生成時に、ベースとなるPDFを埋め込むことができるライブラリ。つまり、このライブラリはFPDF、FPDIを拡張し、かつMBFPDFの日本語機能を使えるようMBFPDFに廣川氏作成のパッチを適用したもの、といえる。

よってMBfpdiが利用できる環境を構築できれば、それで日本語PDF生成環境は構築完了となる。PDF上に罫線を引いたり、文字をかいたりするにはFPDFのマニュアルを参照すればおおよそ事足りると思われる。

【続】準備したPDFテンプレートに文字を埋め込む

2006/04/10 | PDF関連

サンプルを使用して日本語を埋め込んでみる。サンプルプログラムはFPDIのサンプルを使用した(このページの一番下)。

<?php
[01] define(‘FPDF_FONTPATH’,’font/’);
[02] require(‘fpdi.php’);
[03]
[04] $pdf= new fpdi();
[05]
[06] $pagecount = $pdf->setSourceFile("orig.pdf");
[07] $tplidx = $pdf->ImportPage(1);
[08]
[09] $pdf->addPage();
[10] $s = $pdf->useTemplate($tplidx,10,10,90);
[11]
[12] $pdf->SetY(10);
[13] $pdf->SetFont("Arial");
[14]
[15] // write all fetched Informations of the PDF document
[16] foreach($pdf->current_parser->infos AS $k => $v) {
[17]  $pdf->SetX(10 + $s[‘w’]);
[18]  $pdf->Cell(0, 6, $k .": ".$v, 0, 1);
[19] }
[20]
[21] $pdf->SetXY(10 + $s[‘w’], $pdf->y + 6);
[22] $pdf->Cell(0, 6, "Page count: ".$pdf->current_parser->page_count." pages");
[23] $pdf->SetXY(10 + $s[‘w’], $pdf->y + 6);
[24] $pdf->Cell(0, 6, "PDF-Version: ".$pdf->current_parser->pdfVersion);
[25] $pdf->Output("new.pdf","I");
?>

便宜上行番号をつけてある。
[01]これはいらない(コメントアウト)。
[02]ここはパッチをあてた「MBfpdi.php」を読み込むよう変更。
[13]ここでフォントを指定しているので、これを日本語用に変更する。
[13]をコメントアウトし以下の2行を加える。

(1) $pdf->AddMBFont(KOZMIN ,’SJIS’);
(2) $pdf->SetFont(KOZMIN);

やることはこれだけ。これで日本語を表示させることができるようになる。ちなみに(1)で’SJIS’と指定しているので、埋め込みはSJISでおこなう(EUCにする場合はそのように指定すること)。「KOZMIN」というのはフォントの指定だ。もちろん他にも使用できる。これについてはインストールで使用した各ライブラリに目を通せば理解できるはず。あと各ライブラリへのパスの設定も必要ですよ。

とにもかくにもこれでPDF生成ができる。手順が入れ替わったけど、次回はPDFを1から生成する手順をメモする(もちろんマルチバイト対応で)。

準備したPDFテンプレートに文字を埋め込む

2006/04/10 | PDF関連

MBFPDFの話題から始めようと思ったけど、仕事で使う必要がでた「既存PDFに値をはめ込んで・・・」という機能について先にメモする。MBFPDFについても使用経験があるので、おいおいまとめる。
さて表題の件だが、FPDFをベースに使用するのだが、FPDFはPDFを新規生成することはできるけれど「既存PDFを読み込んで・・・」ということはできない。これを実現するにはFPDIというライブラリを使用する。そしてこれらからマルチバイトに対応するためにMBFPDFおよびFPDIを日本語対応させるパッチも利用する。ダウンロードはこちらから。
FPDF
FPDI
MBFPDF
パッチ

ただし廣川さんのパッチはgzという拡張子はついてはいるが、テキストファイルになっているので注意が必要かも(apacheがgzに対応しているから?、詳細不明・・・)。
まず適当なディレクトリに上の3つのファイルを適当なディレクトリ構成で解凍し、さらにパッチファイルをあてる。mbfpdfは解凍したものをfpdfディレクトリに上書きして使用するとよい(はず)。パッチファイルをあてるにはmbfpdf.phpをベースにするので、これをMBfpdi.phpという名前でコピーしておいてパッチをあてる。

ここまでで準備が完了となる。実際のプログラムは次の記事でメモする。
ちなみに廣川さんのサイトはこちら


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