DTI ServersManちょっと重いね
現在借りている安価なVPSを相応に使ったので、その比較メモを残す。比較するのは「さくらのVPS1.5G」と「DTI Standardプラン」。比較と言っても実用してみた感想程度だが結構的を得ているのではないかと思う。
メモリ:
最大使用可能量という点では同じスペックだ。さくらは最大までめいっぱいいつでも使えるが、DTIは最低保証値が512MB(バースト時に1.5GBまで使えるようだ)。基本的に常時メモリを食うような処理をすることがなければ(アクセス数が多くなるウェブサイトを運営しなければ)、同程度と考えてよさそう。
ハードディスク:
さくらは50GBでDTIは30GB。まぁ、似たり寄ったりかな。さくらはデフォルトで20GBと30GBでパーティションが分かれるので、その点は注意が必要。
CPU:
さくらは仮想2コア、DTIは物理2コアのようだ。
速度:
DTIはCPU物理2コアなので、メモリが同量使えるのならDTIのほうが速そうなのだが、DTIのほうが重い。ロードアベレージが昼間1近く(時には1以上)に上がることが多い。物理サーバに同居する別アカウントに問題があるのか、VPSの仕様に問題があるのか、いろいろあるだろうが、現状は圧倒的にさくらの方が速い(ロードアベレージはほとんどいつも0だ)。
金額:
初期費用はさくら4980円、DTIは0円、月額費用はさくらが1980円、DTIが980円。全体的に見てスペックが比較的似通っているが、サーバの重さ(速度)がそのまま金額に反映されているように見える。
総評:
VPSをウェブサイト運用という目的で使用する場合、使用者は相応のサイトを運営すると想定すれば、DTIはおすすめしない。金額は多少高めになるがまともな速度でサイトを運営したければさくらのほうが圧倒的に良いと思う。