持続的接続を理解するために(その3)

2009/12/03 | apache, MySQL

Zend Frameworkのマニュアルで、いい記載を見つけた。これも重要だと思う。

http://framework.zend.com/manual/ja/zend.db.html

持続的な接続を使用すると、RDBMSサーバに余計な接続がたまってしまうことに注意しましょう。接続作成時のオーバーヘッドが減ることによるパフォーマンスの向上よりも、それによって引き起こされる問題のほうが多くなりえます。

データベース接続は、その状態を管理しています。つまり、RDBMSサーバのオブジェクトの中にはセッションスコープで存在するものがあるということです。セッションスコープで管理される情報の例としては、ロックやユーザ変数、一時テーブル、直近に実行したクエリの情報(変更された行数、自動生成されたID)などが挙げられます。持続的な接続を使用すると、別のPHPリクエストが作成したデータに誤ってアクセスしてしまう危険が生じてしまいます。

apacheの子プロセスごとにリンクコネクションが引き継がれているわけだから、当然データベース側(MySQL等)では、コネクションがオープンしたままの状態になっていて、直前のスクリプトで生成されたauto_increment値や変更があった行数についても引き継がれてくるわけだ。まぁ、リンクIDが同じになるわけだから当たり前だ。

そういう意味で「パフォーマンスは向上するだろうけど、考慮すべき問題は非常に多くなる」ということだ。

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