OpenPNEインストール手順

2006/06/19 | SNS/CMS/ブログ

OpenPNEのインストール手順を取りまとめた。OpenPNEに専用のサブドメインを割り当てて実際にインストールした。設定内容については、セキュリティ面を考慮すればよりよいディレクトリ構成があるが、空いているスペースにインストールしたのでそれについては割愛した。
(0) ダウンロードしたOpenPNEのファイルをあらかじめ展開しておく。
(1) ベースとなるディレクトリを用意する(ウェブとして公開されているディレクトリ)。
(2) (1)で用意したディレクトリ内にライブラリ用のディレクトリ(openpne)を作成。
(3) openpneディレクトリにあらかじめ解凍しておいたファイルのうち以下のものを設置(varディレクトリ配下のディレクトリは全てに書き込み権限を与える)。
bin/
lib/
var/
webapp/
webapp_ext/
(4) (0)で展開したファイルのうちpublic_htmlディレクトリ以下を(1)のディレクトリに設置する。
(5) (4)で設置したファイルのうちconfig.inc.phpの記述を変更する。
define(‘OPENPNE_DIR’, realpath(‘./openpne/’));
(6) 展開したファイルの中にあるconfig.php.sampleというファイルの記述を修正し、(2)で作成したディレクトリの中に設置する。変更箇所は以下の4箇所。
○ベースURL(OPENPNE_URL)
○DSN(データベースの設定)
○ENCRYPT_KEY(ログイン情報暗号化のための文字列・56文字以内のASCII・何でもよい)
○MAIL_SERVER_DOMAIN(携帯版でメール投稿する際に使用・今回は未設定)
(7) データベースを作成する。(6)で設定したデータベースの設定に基づいてデータベースを作成する。作成したデータベースに対してSQLを発行し、テーブルなどの準備をする。発行するSQLは(0)で展開したディレクトリにあるいかの2つのファイル。
setup/sql/mysql_001_table_structure.sql
setup/sql/mysql_002_init_data.sql
(8) ここまででひとまず準備は完了。次にセットアップモジュールを実行します。(6)で設定したベースURLの後ろに「?m=setup」をつけてアクセスします(以下は例)。
http://sns.example.com/?m=setup
(9) 管理情報を入力する画面が表示されるのでそこに入力し、サブミットします。
(10) 問題がなければセットアップ完了の画面が表示され、設置完了です。

PATH_INFOが取得できないときは

2006/06/18 | mojavi2

これも使えるネットねたなのだが・・・。
mojaviでは検索エンジン対策としてPATH_INFO形式を使用するようにしているけれど、使えるネットでは使えなかった(使えねー)。
調べたらわかった。apacheの設定で可能になるようだ。
httpd.confに以下の一行を書き加えて解決した。

AcceptPathInfo On

一件落着。

ウェブの設定

前回Pleskの記事を投稿したときは他人が借りたサーバを使ったということもあっていろいろ試すことができなかった。今回自分でもPleskの入ったサーバを借りることになった。仮先は広告を掲載している「使えるネット」。容量20GB、転送150GBまで可能なシルバープランを使うことにした。これだけのプランで年額29800円(月額約2500円)はかなり割安だ。WebArenaより値ごろ感はだんぜんいい。
Pleskはとっつきが難しい。使ったことがない人にとってはどこから手をつけてよいかわからないかもしれない。事実自分もそうだった。初めてのときは、いろいろやってもわからなくて、SSHではいって操作して挙句の果てにMySQLの中にあるPleskの保存情報を丸ごと削除してしまった、なんてこともある(PleskはMySQLに情報を保存する)。今回からステップ・バイ・ステップで「Pleskをこういうふうに使った」というのを書くことにする。
まずウェブを使えるようにするところから。Pleskはそれ自体がレンタルサーバ機能を提供できるほど豊富な機能を持つ。つまり複数ユーザがそれぞれのドメインを管理するということができるわけだ。よって一番最初はユーザを登録するところから始まる。
まず画面左のメニューから[一般]-[クライアント]を選び、[新しいクライアントアカウント]をクリックしてユーザを追加する。重要な情報はログイン(ユーザID)とパスワードだけだ。ここで登録を終えるとユーザが登録される。
次に左のメニューから[ドメイン]を選択し、[新規ドメインを追加]をクリックする。そうするとどのユーザに対してそのドメインを割り当てるのか聞かれるので、割り当てるユーザを選択してドメイン名を入力する。次の画面でそのドメインに関する諸設定の画面が表示されるので適宜入力し、これでひとまず完了。FTPも使えるし、ウェブにもアクセスできるようになるはずだ。
実はここまでの設定でDNSも全て自動で設定されるようになる(すばらしい!)。
ちなみに今回の使えるネットの設定では、使えるネットのDNSを割り当てているのでそちらを使用している。しかしPlesk同様、業者に申請することなく、管理画面からドメインを追加すると自動でDNS設定が完了する。なんとも簡単なのだ。
ここまででウェブは使えるようになった。次回はメールの設定について書こうと思う。

PHPの設定が限定される

Pleskでウェブの設定をする場合、safe_modeの設定は回避できるがopen_basedirが限定されるように設定されるみたい。
これを回避する方法をウェブで見つけたのでここにメモしておく。

vi /var/www/vhosts/<domain_name>/conf/vhost.conf

<Directory /var/www/vhosts/cubeclassic.com/httpdocs>
php_admin_value open_basedir none
</Directory>

このあと以下のコマンドを入力
/usr/local/psa/admin/sbin/websrvmng –reconfigure-vhost –vhost-name=<domain_name>

これでapacheを再起動すればOK。Plesk関連のコマンドについては意味はよくわからないけれど、こういうふうにするのが作法のようなので・・・。

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VPSのWebArena

諸般の事情でNTT-PCのWebArenaというVPSサービスを利用することにした。
ユーザに場所貸しをするために借りたのだが、さすがにしょぼいレンタルサーバではまずいと思ったので、これを使うことにした(天下のNTT傘下の会社だし)。
まず値段。こちらはやや高めの月額8820円。ディスク容量が6GBと少ないので不満なのだがNTTということで安心料というのもある。OSはFedoraCore3。これも不満といえば不満。どうせならRedHatESなどの商用バージョンがいい。
また最近のVPSとしては珍しく、サーバそのものを管理するための管理ツールというものが存在しない(つまりユーザの追加などは手動でおこなう必要がある)。存在しないというのは語弊があって一応Webminが使用可能。どちらかというと硬派なVPSだ。
ここからは誉める点。ポート監視サービスが無料で利用できる。ウェブやメールなどのサービスが停止していないかどうかを監視できる。
それにバックアップ。3世代分まで保存できて、定期的なバックアップができる。つまりバックアップファイルを最大3つまで保存でき、随時上書きされるのだが、適宜必要に応じて上書き禁止設定ができるのだ。最初に動作するものを作ったら、それをバックアップしておく、ということができる。
不満な点をあげるとiptablesなどネットワーク絡みのアプリが使えない。これはサーバの仕様によるところだろう。やむをえないといえばそうなのだが、やはり設定できるようにして欲しいところだ。それがダメなら共用ファイヤーウォールを使えるようにしてくれるとか、いろいろやり方があると思うのだが。
そういう部分を考慮しても硬派なVPS「WebArena」はお勧めだと思う。


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