今更PHP4を使いたいなんて絶対思わないけれど、過去の遺産があってどうしてもPHP4を使わざるを得ない状態になってしまった。しょうがない。自分でサーバの設定をするのは不本意ではあるけれど(プログラムしかできないと世間では通している手前)、インストールすることにした。
まずPHP4のソースをダウンロードしなくてはいけない。普通に検索しててもぜんぜん見つからなかったんだけれど、検索結果を漁ってようやくわかった(こんなところにリポジトリってたのね)。「museum」・・・たしかに博物館的遺物。
http://museum.php.net/php4/
お好きなバージョン(普通はlatest)を選んでダウンロード。今回は4.4.9。PHP4はこれが最終リリース。そしてまず解凍し、解凍したディレクトリに入る。
tar xvfx php-4.4.9.tar.gz
cd php-4.4.9
とりあえず、configureしてみる。もちろんここで、いわゆるPHPのconfigureオプションを指定(しなければデフォルト・・・ってデフォルトが何かは知らないけれど)。
./configure
:
:
configure: error: no acceptble cc found in $PATH
エラーだそうです。開発環境が用意されてないとのことなので、とりあえずインストール。
yum install gcc
これでインストールOK。再度configureを実行。
configure: error: cannot find output from lex; giving up
またエラー。lexって何だよ、って思って調べたら、flexってのが必要になるらしい。
yum install flex
これでインストールOK。再度configure実行で、一応正常終了した。そしてmake。
make
ずらずら処理内容が記述されて、いちおうおなじみのThankYou画面が表示された(この画面は何年かぶりに見たので、少しうれしい)。あとはmake installでインストール完了。今回はcgi版だけが必要だったので、sapi/cgi/phpだけを/usr/bin/php4という名前でコピーした。他にも必要なのかもしれないけれど、とりあえずそれだけ。
いまだに、こうやって過去の遺産を漁っている人はいるのだろうか・・・。