WebArenaからの戦利品

2011/05/13 | VPS

WebArena Cloud9でとんだトラブルに巻き込まれてしまったが、本当にバックアップシステムを用意しておいてよかったと思う。基本的に現状うちでレンタルしているサーバは全て深夜にデイリーバックアップをとっている。VPSもクラウドも共有サーバも全て、一つのVPSにデータをバックアップしている。VPSやクラウドなどルート権のあるものはSSH公開鍵を使って、パスワード認証でダイレクトにファイルアップロード(tarしてgzipしてsshで吐き出し)している。共有サーバの場合はローカルでtarしてgzip。その後VPSからFTPS接続でアーカイブファイルを取得。ほんとつい最近真面目にやるようになったのだけれど、それがよかった。やっぱ、バックアップは重要。できればバックアップ用VPSからさらに別の環境へコピーできるよう条件を整えたいと思っている。

さて、とりあえずWebArenaに対してとった対応をまとめておくことにする。

8日:トラブル発生。メールで連絡があったので、バックアップがどの時点まで取れているのか確認。かつバックアップからデータが復元できることも確認。さらにCloud9を諦めて別サーバをたてる可能性もあるのでVPSを選定。

9日:朝一でサポートに電話。復旧のクレームではない。最初っから損害賠償系の話。まずは5月分の費用について交渉する。この時点では復旧する感じだったので、それほど大きな損害賠償を要求しなかった。で、最初の電話で、5月分は返金すると約束させた。

10日:代替サーバSuitePro V3提供のメールが来た。使うつもりがなかったので、放置。

11日:12日復旧予定から復旧日未定になったので再度クレームの電話。嫌味を交えたけど、ややフレンドリーに対応。あくまで冷静に。この日のクレームで、事後報告レポートを作成するという話を聞き出した。メールでは損害賠償は月額利用料の範囲、みたいなことが書いてあったが、そんなこと勝手に決めるなよ、みたいな話をつけた。

12日:気がかわった。V3使ってみようかなと。使うかどうか分からないけど。そしてサポートに電話。うちではCloud9を2台契約しているが1台は別サーバを確保したので解約確定にしようと思ったが、もう1台は残しておいて長期間V3を無料で使えるよう交渉した(1年とか)。さすがにそれはすぐには答えが出なかった。代替でV3を使ったとしてもバックアップ機能が利用できないと言われたので、それは違うんじゃないの、と食い下がった。結果バックアップ機能も無料でつけると言わせた(無料になるとは思わなかったが・・・)。さらにCPUとかリソースのアップグレードは出来るのか、といじめた。こちらは検討事項になったので、13日に再度電話で確認。

13日:CPUとリソースのアップグレードについて電話。やはり代替提供期間中はアップグレードできないような回答だった。しかし開通時に必要スペックを伝えれば、言いなりにアップグレードしてくれて、かつ代替提供期間中は無料での提供となった。

ここまでくれば、あとは復旧しないことを望むって感じか。復旧しなければ、ハイスペックなサーバが無料だしね。といっても復旧する可能性もなきにしもあらず。いっそのことデータが飛んでくれれば、次なる要求も出し易いのだけれど。

13日お昼の時点で追伸:メモリ4GB、ハードディスク150GBバックアップ有りでサーバを立ててもらうことになった。メモリ8GBと言えない自分に弱さを感じたが、それでもまぁ、いいかな。

さくらのVPS

2011/05/12 | VPS

WebArena Cloud9が自殺したので、さくらのVPSを借りた。1.5Gっていうメモリ1.5GBのプランにした。もう一つ上の4Gにしようかと思ったけど、Cloud9上でメモリ1GBで動作していたのでやめておいた。

さくらのVPSって、ウェブでもどこかに書いてあったけど、本当になぁんにもインストールされていない状態で渡されるのね。でもまぁ、そのほうが、かえって余計な物が入ってなくてうれしい。それにインストールはyumで実行するわけだから何にも困らない。

少し設定をしたけど、メールがどうしても送信できない。いや、ターミナルからは送信できるが、相手サーバに届かない。ログを見ると「Connection timed out」の文字がある。なんでぇ、と思い検索したら、どうやら一般的な共有サーバと同じで、お金を払うまではメールの送信ができないようになっているらしい(というかサブミッションポートで送信するよう設定されているらしい)。仕方が無いので、お試し期間の終了を待たずして本契約。しかしそれでもすぐにはメールは使えない。お昼くらいにカード決済して、夕方メールも開通した。どうやら決済後すぐにメールが開通するわけではなさそうだ(夕方らしい)。

それでも、さくらのVPSは快適だ。基本的にロードアベレージがいつも0だ。DTIのVPSとはここが違いそう。ちなみに今日思ったのは、サーバ提供各社で仕様の記述がまちまちということだ。今回借りたさくらのVPSはメモリ最低1.5GB、最大1.5GBのようだ。前回契約したDTIのVPS(Standardプラン)は最低512MB、最大1.5GBだ。全部、最低(保証)と最大の使用可能量を記載するべきだ。

何はともあれ快適。もう一台借りるかもだな。


Cloud9、お前はもう、死んでいる

2011/05/11 | VPS

本日「WebArena Cloud9のサービス復旧見通しがたたない」とのアナウンスがあった。

その時につぶやいたよ、「お前はもう、死んでいる」。

WebArenaからメールが来たのだが、そこには免責に関する事項が書いてあったが、月額費用の範囲内で、という意味の文章があったのでサポートに電話してみた(あくまでソフトにクレームをつけてみた)。いちおう規約には、サーバ会社に過失があった場合は、月額料金の範囲を超えても補償する事になっていることは確認済み。

自分:保証の範囲が月額料金の範囲内という根拠はない、というのは規約と照らし合わせると御社に過失がないという具合に読み取れますが。

サポート:過失の有無につきましては現在原因を究明中でございまして、その結果如何に・・・。

自分:じゃぁ、現状原因不明ということで、損害賠償の上限が月額料金の範囲内におさまるとは言えないわけですよね。

サポート:・・・。

ということでやりこめておいた。損害賠償がとれるかどうかは別として、原因が究明された段階で報告書が作成され、そこには賠償等に関する全ての事項が網羅されるとのことで、かつその報告書を送ってもらえるよう依頼しておいた。

原因究明といってもサーバが復旧できてからの話なので当分先になりそう。まぁ、他のサーバを借りてしまったからもう関係ないけどね。

WebArena Cloud9、もうめちゃくちゃ・・・

2011/05/09 | VPS

ひどい、ひどすぎる。NTT PC Communicationsが提供するクラウドサービスCloud9がひどすぎる。

これまでもディスクアクセス遅延で「なんだかなぁ」と思っていて、5月に入ってトラブル続き。そして極めつけは5月8日のトラブルで全然復旧せず。これまではコントロールパネルへのアクセスが出来なかったというトラブルが多かったのだが、今回はVPSそのものにアクセス出来ない。つまり全く使えない状態だ。そしてその復旧予定が5月12日。おいおい、まるまる3日以上もサーバ停止ってどれだけひどいんだよ、って感じ。100円、200円のサーバじゃないんだよって思う。かつてバリュードメイン提供の共用サーバ「CoreServer」でひどい目にあったが、それにつぐひどさ・・・。

ずるいって思ったのがウェブサイト。ディスクアクセス遅延のため申し込みを見合わせている旨の表記。ディスクアクセス遅延なんてサービス提供開始時、つまり半年以上前からわかっていたことで、そんなことで申し込みを見合わせたわけでないのは明白。サーバが落ちていればリアルタイムで申し込みできないから、そういう理由で募集を停止しているのに、だ。

で、WebArena曰く、SuitePROv3を初期無料、3ヶ月無料でご利用いただけるよう手配します、だって。Cloud9を使っているのはv3で問題があったから移転したのに、また戻れとはどういうことよ。

うちではこのVPSをクライアント用に提供しているのだが、クライアントがとてもいい人で逆に気を遣っていただけたりして・・・。

とりあえず移転せねばなるまい。まぁ、さくらのVPSかなぁ。

DTI ServersManを借りて1週間

ServersManを借りて1週間になる。490円という低価格から提供されるVPSだが、悪くなさそうな印象だ。現在借りているのはStandardプランなのだが、評価してみることにする。

  • 速度
    時々、重くなることがあるようだ。おそらくサーバで同居する別のアカウントの影響を受けているのではないかと思われる。それがなければロードアベレージはだいたい1以下をキープしているっぽい。
  • メモリ
    Standardプランでは保証メモリ1.5GB、保証メモリ512MBなのだが、 基本的に1.5GBが使えそうな印象だ。cat /proc/meminfoで確認するとMemTotalの値が1.5GBだ。混み合ったときは512MBに落とされるのかもしれない。
  • IPアドレス
    デフォルト1個だが、無料でもう1個追加できる。複数のSSL証明書を使う予定は今のところないのだが、太っ腹な印象だ。
  • ハードディスク
    基本30GBで 、10GB105円で追加できる。追加容量の制限はないらしいので、お金さえ積めば無制限に増やすことが出来る。これもありがたい。
  • バックアップ
    最初の10GB210円、以降10GB105円で増量できるストレージサービスがあり、そこにVPSをまるごとバックアップできるっぽい。これ、VPSを使う上で結構重要。まるごとバックアップして、まるごと戻せるのはVPSならではだから。
  • OS
    CentOS、debian、ubuntuが使えて、32ビット、64ビットの選択ができる。
  • 管理ツール
    32ビット版CentOSを使うときだけ、BlueOnyxが初期インストールされる。それ以外ではサーバ管理ツールを使用したければ、自分でwebmin等をインストールする必要がある。BlueOnyxはコバルトの時代からそうだが、操作でやや癖がある(webminもそうだが・・・)。

低価格なVPSの中では相当いい方ではないかと思う。おすすめかも知れない。



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